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平和を語る第五福竜丸の集い

サンプル画像

放射能に汚染された珊瑚の
灰が降ってきました

灰は目や口に入ってきます

襟足から背中にも

海の生き物すべてに

はじめに

1954年3月1日午前4時12分頃
ビキニ環礁北東100哩(マイル)
東経166度35分 北緯12度の地点で
第五福竜丸はマグロ漁の操業中に 
水爆実験の閃光を目撃した
2回の爆音を聞いたのち 
湧き上がる黒雲に覆われると
白い粉末が降り注ぎ上甲板は
雪が積もったかのように
真っ白になって行った
船員たちはMAX6.7SVもの放射線に
さらされながら
何も知らずに帰路の航海を続けた 

わたしたちは
廃船の後
捨てられていた第五福竜丸を
ヘドロの海から救い出した
若者の一人であった
故堀田さんの意志を引き継ぎ
再び同じ悲しみが
起きることの
無いように
第五福竜丸に起きたことの記憶を
繋ぎ止めて行くために
毎年 9月23日の
(第五福竜丸無線長)
久保山愛吉さんのご命日に
第五福竜丸の元に集い
紙芝居・朗読・歌・音楽演奏 
を通して平和を願い
人間が誤った方向に
舵をとらないように
第五福竜丸とともに
第五福竜丸に起きたことを
見つめ直す活動を行なっています
「原水爆の犠牲者は、
わたしを最後にしてほしい」
と言い残した久保山さんの思いを
忘れることのないように

おしらせ

2023年9月23日(土) 第28回  
『平和を語る第五福竜丸の集いを』
都立第五福竜丸展示館内にて
開催いたします
尚、プログラム内容がが変わる場合もありますので来場前に
ご来場前に今一度ご確認ください。

1946年から1958年にかけて
マーシャル諸島の
ビキニ環礁とエニウェトク環礁で
67回もの原子爆弾と水素爆弾の
爆発実験がおこなわれた

プログラム

ごあいさつ

 進行中の戦争が起きているこの世界で生み出される、
必要のない悲しみが増えて行くことを憂います。
平和は、互いを尊重し、理解し、包容することから生まれます。
私たちは、文化、信条、国籍の違いを超えて、
共通の人間性と愛の力で結ばれているはずです。
これからも、その結束を強め、平和を育むために努力を続けて行きたいと思います。

【午前の部】10:45 〜 

・ご挨拶

・音楽

歌とお絵かき

中田 一子 前田達彦

・音楽

歌と演奏

UP DOWN SYSTEM

・朗読

『久保山さんに寄せられた手紙』

 第五福竜丸
ボランティアの会

・紙芝居

『あかふん先生』

菊池好江

【12:00】献花 


【午後の部】13:00 〜 

・演芸

南京玉すだれ

日本橋演芸会

・朗読

「第五福竜丸」

朗読:篠﨑旗江
笛:やすだまこと

・音楽

歌と演奏

オリーブ

・紙芝居

「トビウオのぼうやはびょうきです」

 高瀬あけみ
  

・音楽

弾語り

よしだよしこ

・音楽

歌と演奏

松島よしお 花岡かよこ

・閉会

⭐︎当日、出演者・演目および時間に変更がある場合がございますので、ご了承ください。

☆世界に平和が訪れることを
強く願います。
子供たちの未来のために

本当ならばこんな帰港になるはずだった

第24回 大石さん


寄稿 大石又七さんより (2015年)

「見えない放射能に思う」

 昨年暮れに、
下町人間の会というところから
「第二十九回庶民文化賞」という珍しい賞をいただきました。
授賞式は浅草寺伝法院大書院で第二部の
祝賀会は浅草公会堂で行われました。
先に賞を受けた人たちはみな人間味あふれる
立派な方たちばかりです。
映画監督の今井正、進藤兼人、山田洋次、井上ひさし、女優では新劇の沢村貞子、
音羽信子、倍賞千恵子、学者や大学教授、知識人などずらっと名を連ねています。
私のような者がこの賞を頂いてよいものか迷ったがこの際ありがたく頂くことにしました。
私を推薦してくれた方は六十年前、
ビキニ事件が発覚したこの年、
いち早く危険を感じて子どもたちや
戦争しない国を守ろうと
日本母親大会を立ち上げたという
木村康子さんでした。
母親大会は三・一 ビキニデーと共に敗戦後まもなくから60年間
核兵器の無い世界を目指して
活動を続けています。
木村康子さんの推薦理由は、私がアメリカのビキニ環礁で行った巨大な水爆実験で被爆した
元第五福竜丸の乗組員であること、
核兵器や原発、放射能の恐ろしさを全国の小、中、高、大学生など生徒たちに七百回以上、
二十数年間、講演などで語り続けていること、
太平洋の海の汚染を後世に伝えるための
「マグロ塚」を作ったこと、
ノーベル賞作家大江健三郎氏や菅原文太氏と「核」について対談したこと、
ニューヨークやマーシャル諸島共和国で発言したことなどが事細かく紹介されていました。
 脳出血の麻痺の体があとどれだけ持つか分かりませんが
私の半分の命、四十、五十の働き盛りで
この世を去っていった
乗組員の仲間たちの無念を思い、
最後まで私は訴え続けます。
今また福島原発事故で、
何の罪もない十一万九千人もの庶民が
先祖代々の大切な家や土地を手放し、
見えない放射能や
内部被曝におびえながら他県でなれない生活を強いられています。
NHKの報道によれば事故は世界最悪のレベルだと報じています。
津波以外のこれらはみな人が作り出した災害、責任は政治と企業にあると思います。
五年近くも経つとゆうのに一向に治療も進んでいません。
幼児たちの甲状腺ガンの疑いも百人を越えたとも聞いています。
事故原因もビキニ事件の時と同じように
過小評価され、
大事なところはみな責任逃れで隠されているように思えてなりません。
事故の責任を追求して罰しなければまた同じことが起こると思います。
ビキニ事件の時はまだ内部被爆の研究も進んでおらず右往左往しましたが今は違います。
被爆している人たちの検査や治療をしっかり行って
発病して亡くなる人が出ないようにしてください。
 福島原発が放出している放射能は膨大な量で、一昨年九月の発表では
「解け落ちた炉心を冷やすには欠かせない地下水が日々四百トン汚染水となって
すでにタンク内に
三十三万四千トンたまっており
放射能の総計は二京七千億ベクレルに達する」といいます。
 今も雨のたびに日本列島に降り注いだ放射能は地下水にまぎれ込み
海に流れ出して日本沿岸の海は消えることの無い放射能で汚染され続け
放射能列島化しつつあります。
だが阿部首相はブエノスアイレス市で「汚染水は福島原発湾岸内で完全にブロックされている、
健康の影響は今までも現在も将来もまったく問題ないことを約束する」と述べました。
だが九月五日、原子力委員会はタンク汚染水事故の国際評価尺度をレベル三
(重大な異常現象)とした と発表しています。
私は心配です。作り出した政治家、企業家、学者のみなさん
日本の野菜や沿岸の魚が安心して食べられ、
死亡率のトップがガンで国民病などという汚名を
一日も早く無くしてほしいです。
(半身不随で薬漬けのビキニ水爆実験被爆者
大石又七 八十一歳) 

2019年8月10日 諸磯にて
1934.1.23〜2021.3.7
大石又七 (享年87歳)





当時、同時期に陸揚げされた
大量のマグロから放射能が検出され
築地市場の場外駐車場に埋められました



マグロ塚はいまだ夢の島に置かれたままです
(築地への本設置を待ち続け・・)

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